BUMP OF CHICKEN、MステSPで地上波初演奏
ロックバンド・BUMP OF CHICKENが、25日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション 3 時間SP真夏の最強ライブ』(後7:00)に出演することがわかった。バンプが地上波で生パフォーマンスするのは、2000年のメジャーデビュー以来初となる。
【写真】全国ツアー初日、藤原が完全復活
Mステ3時間特番では、今年3月に発売されたアルバム『RAY』(最高位1位)から「ray」「虹を待つ人」の2曲を生演奏。今月31日、全国ツアー(全20公演、約25万人動員)のファイナルで自身初の東京ドーム公演を行うバンプが、一足早く熱い“ライブ”を視聴者に届ける。
本ツアー中に藤原基央(Vo&G)が書き上げた新曲「You were here」を、8月1日に配信限定シングルとして発売することも決定した。
「変態仮面」も! 懐かしの人気漫画の復活ラッシュのワケ
■変態仮面が21年ぶりに復活
1992~93年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された漫画「究極!!変態仮面」が約21年ぶりに“復活”して注目を集めている。あんど慶周氏による「究極!!変態仮面」は、紅優高校拳法部に所属する高校生の色丞狂介が、下着を顔にかぶって“変態仮面”に変身することで普段は潜在されている超人的なパワーを発揮し、悪人たちを懲らしめていくというストーリー。その続編となる「HENTAI KAMEN EX」が、先月17日発売の隔月マンガ誌「画楽.mag」の2号で連載をスタート。第1話「ニセ変態仮面!」では、ニセモノの変態仮面が登場するストーリーが描かれている。
■小栗旬が脚本に参加した映画版は好評
連載当時は人気を集めた「究極!!変態仮面」だが、何故21年の時を経て“復活”を果たしたのか? 「最近は漫画にしろ、アニメにしろ、ドラマにしろ、リメイクブームですからね。漫画誌に関して言えばインターネットの普及やゲームをはじめとする娯楽の多様化などもあり、以前ほどの売り上げを期待するのは厳しい状況です。無料コンテンツが増えている今の若い人たちは、お金を使うことにもシビアですからね。そうした中、かつて人気を集めた往年の作品を復活させることで、漫画から距離を置いていた30代以上の人たちを惹きつけて、再び読者にしようという動きが業界全体にあります。『変態仮面』に関しては、昨年公開した映画も成功するなど、それなりの実績もありますからね」(漫画誌編集者)。
「究極!!変態仮面」といえば、昨年4月に俳優の鈴木亮平の主演で「HK 変態仮面」(福田雄一監督)として映画化され、原作のファンである小栗旬さんが脚本に参加したことも話題となった。作品自体の評価も高く、当初は全国12館での封切となったが、その後に反響の大きさから上演館数を増やして、公開から1ヵ月足らずで興行収入が1億円を突破する勢いを見せた。
■北斗の拳、キン肉マン、聖闘士星矢も復活
そうした中、同じ「週刊少年ジャンプ」の人気作品でいえば、あの「北斗の拳」が連載終了から約25年の時を経て、昨年9月から新エピソードを収録した「北斗の拳 究極版」(徳間書店)として連載開始30周年を記念して刊行されており、最新刊となる17巻と18巻が今月19日に発売される。また、86年から90年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、アニメでもヒットした「聖闘士星矢」が、一昨年4月から今年3月までアニメでリメイクされ、今年6月には映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」も公開される。
■出版業界を取り巻く厳しい状況も影響
79~87年まで連載され、アニメも放送された「キン肉マン」も、11年11月から集英社の「週プレNEWS」で約24年ぶりに続編シリーズがWebコミック配信で連載されている。「漫画業界に勢いがあった頃の名作は今改めて読んでも魅力的な作品が多いですし、新規の作品と違って既存のファンがいる分、ある程度の売り上げが見込めますからね。我々にとっては非常にありがたいコンテンツです。とはいえ、過去の名作に頼り過ぎていてはマズいという意見もあります。本来なら多少のリスクを背負ってでも、業界の未来のために若い漫画家を育てたり、長期連載といったチャンスを与えたりしなくてはいけないのですが…。どこの出版社も経営状態は芳しくなく、昔ほど余裕がないのが実情です」(前出の漫画誌編集者)。
往年の名作漫画の復活ラッシュの裏には、過去の遺産にすがらざるを得ない出版業界の厳しい状況もあるようだ。
【MLB】田中将大の今後の治療と手術の可能性は? ヤンキースGMは最悪の事態も想定
現段階で医師3人の意見は、保存療法の選択で一致
台風8号、関東に再び上陸の恐れ 被害拡大、死者7人に
台風8号は10日、鹿児島県に上陸後、和歌山県に再上陸し、日本の南沿岸を東に進んだ。11日朝には首都圏付近に再々上陸する恐れがある。東日本では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るとして、気象庁は土砂災害や河川の増水への警戒を呼びかけている。
【動画】山形県南陽市で川が氾濫=内田光撮影
台風8号は10日午後8時現在、三重県熊野市の東南東約30キロを時速40キロで東北東へ進んでいる。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は25メートル。11日午後には本州の東海上で温帯低気圧に変わる見込みだ。
ただ、11日午後6時までの24時間雨量は関東、東海250ミリ、北海道200ミリ、東北と北陸150ミリ、近畿100ミリと予想される。北海道では12日にかけて総雨量が300ミリに達する恐れもある。東海、関東では11日午前も最大風速23メートル以上の非常に強い風が吹くという。
この影響で、東京湾フェリーは11日は欠航の見通し。茨城県と北海道を結ぶ商船三井フェリーは11日が全4便、12日も3便を欠航する予定だ。
10日の24時間降水量は宮崎県えびの市で337・5ミリ、徳島県上勝町で303ミリ、新潟県佐渡市で観測史上最多となる242ミリを記録。岐阜県本巣市では3時間に114・5ミリ、山形県小国町でも112ミリの集中豪雨となった。
台風から遠い地域でも大雨が降ったのは、台風で南から暖かく湿った空気が大量に流れ込み、梅雨前線が活発化して積乱雲が発達したためだという。
山形県では南陽市で住宅1棟が半壊し、長井市などで8棟が床上浸水。大雨で線路での冠水や土砂の流入が起き、山形新幹線32本が福島―山形間などで運休した。新潟市内では7棟が床下浸水し、152カ所で道路が冠水した。
長野県南木曽町では、9日に発生した土石流で中学1年男子(12)が死亡。沖縄県・宮古島では10日、男性2人が海で死亡した。周辺は台風8号が過ぎた後も風が強く、当時は波浪注意報が出ていた。朝日新聞のまとめでは、台風に絡む死者は7人となった。
JR東海の柘植康英社長は10日、長野県南木曽町の土石流で橋桁が流されたJR中央線の復旧について、「少なくとも1カ月以上かかる」と述べ、バスで代替輸送する方針を示した。
ソウルの「ワンピース」展は中止 原作に「旭日旗」登場
ソウルにある戦争記念館は10日、12日から予定していた日本の人気漫画「ワンピース」の特別展を中止すると発表した。原作に「旭日旗(きょくじつき)を思わせるイメージ」が数回登場するためで、日本の植民地支配を伝える記念館としてはふさわしくないと判断したという。
韓国では旭日旗は「日本の軍国主義の象徴」とする見方が根強い。戦争記念館によると、ワンピースはすでに韓国国内で放送されており、展示内容にも問題はないと判断し、会場の貸し出しを認めた。しかし、原作に日本の旭日旗が登場するとの指摘を受け、「展示内容には含まれないが、原作の一部に旭日旗を思わせるイメージが数回登場する」と確認。戦争記念館は一部国費で運営されている「公共機関」で、やむを得ず中止することにしたという。
ワンピースは韓国でも人気アニメの一つ。今回は大型のフィギュアなどでワンピースの世界を再現。関連資料の展示のほか、オリジナルグッズの販売も予定されていた。イベント会社によると、一般予約だけで5千人の申し込みがあった。イベント会社の李濬(イジュン)代表理事は「ワンピースの愛読者に申し訳ない。特別展を開けるように最後まで努力したい」と話した。(ソウル=東岡徹)